Infectious Disease Medicine
発熱・感染症の原因を科学的に解明し、
最適な治療を提供します。
「どの菌が原因か」「どの薬が効くのか」を正しく見極めることが治療成功の鍵。培養検査・画像・臨床所見を丁寧に組み合わせ、感染症の診断・治療にあたっています。
担当医師からのメッセージ
感染症は、原因が判明すれば多くの場合は適切な治療で回復できる病気です。私たちは培養検査・画像・臨床所見を丁寧に組み合わせ、感染症の診断・治療にあたっています。
また、抗菌薬の適正使用(薬剤耐性対策)を院内全体で推進し、皆さまの未来を守る取り組みも行っています。
感染症内科の役割と診療方針
感染症内科は「熱がでる病気」「感染症が疑われる病気」の診断・治療を中心的に担う診療科です。臓器を限定せず全身を横断的に診察します。
原因不明の発熱の精査
38.3℃以上が3週間以上持続する不明熱(FUO)。感染症・悪性腫瘍・自己免疫疾患を系統的に鑑別します。
菌血症・敗血症の管理
Sepsis-3定義に基づく迅速認識とHour-1 Bundle対応。感受性結果を踏まえたde-escalationまで一貫管理。
抗菌薬適正使用(ASP)
不必要な広域抗菌薬の使用を抑制。薬剤師・検査技師・看護師と連携したASTチーム活動を推進。
診断困難・複雑症例
免疫不全患者の日和見感染症や、複数基礎疾患を抱える患者での複合感染に対応します。
感染制御(ICT)
院内感染対策チームと連携し、院内感染の予防・アウトブレイク対応を支援します。
主な診療対象疾患
病歴・身体所見・検査を統合した系統的アプローチで原因究明にあたります。
A-DROPスコアによる重症度評価。抗ウイルス薬の早期投与で重症化を予防します。
尿培養に基づいた抗菌薬選択と投与期間の最適化を行います。
qSOFAスコアや乳酸値を用いた早期認識と、SSCガイドラインに基づく迅速な初期対応が救命の鍵。
IDSAガイドラインに基づく分類と治療選択。壊死性筋膜炎との鑑別が重要です。
Clostridioides difficile感染症は抗菌薬使用後に発症。予防には不要な抗菌薬の回避が最も重要。
その他の対応疾患
細菌性髄膜炎・ウイルス性脳炎。早期の腰椎穿刺と培養が予後を左右します。
骨髄炎・化膿性関節炎。MRI・培養による診断と長期抗菌薬療法を行います。
修正デューク基準に基づく診断と長期静注抗菌薬療法。弁置換術の判断も含めて対応。
マラリア・デング熱・腸チフスなど。海外渡航歴と発熱には旅行医学的評価が必要。
がん治療中・ステロイド使用中の日和見感染症(PCP・CMVなど)に対応。
法定感染症。感染症法に基づく届出・接触者調査と多剤併用療法を行います。