Cardiology

心臓と血管の病気を、
地域で支える循環器内科。

高血圧・心不全・不整脈・虚血性心疾患など、循環器疾患は日本人の死因の第2位を占める重要な疾患群です。当科では外来での慢性疾患管理を軸に、正確な診断と評価を行います。

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担当医師からのメッセージ

超高齢化が進む津山・美作地域では、複数の循環器疾患と生活習慣病を併せ持つ患者さんが増えています。心電図・心エコー・ホルター心電図などの検査を通じて正確な診断と評価を行います。

急性期の対応が必要な場合は、岡山大学病院・津山中央病院など高次医療機関と密な連携のもとで迅速に対応します。「心臓が心配」「血圧が高い」「動悸・息切れがある」方はお気軽にご相談ください。

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主な対象疾患

🫀 高血圧症

脳卒中・心筋梗塞・心不全・CKDの最大の危険因子。家庭血圧測定を含めた正確な評価と包括的管理を行います。

💓 心不全

息切れ・むくみ・倦怠感が主症状。HFrEFでは4剤療法を実施。在宅医療との連携で安定した生活を目指します。

⚡ 不整脈(心房細動・徐脈等)

心房細動は脳梗塞の原因。DOACによる予防と心拍数管理を行います。アブレーションは連携機関へ紹介。

🩺 虚血性心疾患

PCI後の外来管理・二次予防、定期的な心機能評価を行います。急性期は高次医療機関へ速やかに対応。

📊 脂質異常症・動脈硬化

LDL-C管理は心血管疾患の予防に不可欠。リスク層別化に基づきスタチン・エゼチミブ等で管理目標を達成。

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当院で実施できる心臓検査

12誘導心電図

不整脈・心筋虚血・電解質異常を評価。外来で随時実施可能です。

心臓超音波(心エコー)

心臓の大きさ・動き・弁の状態・心機能(EF・拡張能)を非侵襲的に評価。

ホルター心電図

24時間の心電図を記録し、発作性不整脈・無症候性AF・ST変化などを検出。

血圧脈波検査(ABI/PWV)

動脈硬化の程度と末梢血管疾患(PAD)のスクリーニングに使用。

心臓バイオマーカー

BNP/NT-proBNP(心不全指標)・トロポニン(心筋障害)の血液検査。

胸部X線・CT

心拡大・肺うっ血の評価。CT冠動脈造影は連携機関で対応。

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高血圧の管理(JSH2019準拠)

日本高血圧学会ガイドラインでは、診察室血圧130/80 mmHg未満を75歳未満の成人の目標とし、積極的な降圧が心血管イベントを減少させることが示されています。

患者群診察室血圧目標
75歳未満・一般成人< 130/80 mmHg
75歳以上(高齢者)< 140/90 mmHg
CKD(蛋白尿あり)< 130/80 mmHg
糖尿病合併< 130/80 mmHg
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心不全の管理(JCS/JHFS 2023準拠)

HFrEF(EF < 40%)に対する4剤療法が標準治療として確立されています: ACE阻害薬/ARB(またはARNI)、β遮断薬、MRA(ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬)、SGLT2阻害薬。

心不全増悪の兆候・受診のサイン

体重が2〜3日で2kg以上増えた息切れが急に強くなった横になると苦しい(起坐呼吸)足のむくみが強くなった動悸・めまいが増えた食欲が落ちた・お腹が張る
上記の症状が現れた場合は、早めに受診またはお電話でご相談ください。
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心房細動の管理

心房細動は最も頻度の高い持続性不整脈であり、脳梗塞の主要な原因です。CHA₂DS₂-VAScスコアを用いたリスク評価に基づき、DOACによる抗凝固療法を実施します。カテーテルアブレーション等の根治的治療が必要な場合は、岡山大学病院等の専門施設へご紹介します。